飲酒運転による死亡率、他事故の8倍超 平成28年

 

平成28年の飲酒運転による死亡事故は213件で死者は221人に上り、死亡事故発生率は飲酒運転が原因の事故以外と比較し8倍以上となったことが23日、警察庁のまとめで分かった。国家公安委員会松本純委員長は同日の会見で、「飲酒運転による悲惨な事故の防止のため取り締まりを徹底する」と述べた。

飲酒運転の死亡事故は近年、減少傾向にあるが、昨年は増加に転じたため、警察庁は約10年ぶりに詳細な分析を行った。
警察庁によると、平成2年の統計開始以降、5年が1480件、死者1626人と最多。
その後、罰則強化などで大幅に減少、21年には300件を下回り292件、313人となった。
その後も減少を続け27年には201件で205人となったが、28年は213件、221人と微増となった。

同年の飲酒運転事故以外の全事故件数のうち死亡事故が占める割合は0・68%だったが、飲酒事故は5・67%と約8・3倍となった。

飲酒死亡事故を起こした運転者は男性が9割以上で年齢層は10代から80代にわたり、16?19歳の未成年も15人いた。

全国の警察は昨年1年間に、運転者に酒類を提供したとして道交法違反容疑で飲食店など51件を摘発している。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1702240004.html
飲酒運転事故、死亡率8.4倍=酩酊状態だと17倍に―警察庁

昨年1年間に全国で起きた飲酒運転による死亡事故の割合が、「飲酒なし」と比べて約8.4倍に上ることが23日、分かった。
酩酊(めいてい)して正常な運転が困難な「酒酔い」状態だと約17倍に跳ね上がった。
飲酒死亡事故は1993年の1480件をピークに減少したが、最近は200件台で下げ止まっており、警察庁が今回、詳しい事故分析を行った。

同庁によると、飲酒なしの交通事故は昨年47万1019件あり、そのうち死亡事故は3197件(0.68%)だった。
一方、飲酒事故3757件のうち、死亡事故は213件の5.67%。
酒酔い運転による事故217件中、死亡事故は25件の11.52%に達した。
飲酒死亡事故は、ガードレール衝突や路外逸脱など「単独事故」が53%と高かった。

飲酒死亡事故の運転者は男性が95%を占め、年齢層は40代前半と60代後半が最多の各20人で、20代前半と40代後半が各19人、
20代後半と50代前半が各18人おり、16~19歳も15人いた。 

http://news.infoseek.co.jp/article/170227jijiX791/

飲酒運転、死亡率は他事故の8倍 警察庁16年

昨年1年間の飲酒運転による死亡事故は213件で6年ぶりに増えたことが23日、警察庁のまとめで分かった。
飲酒運転による事故全体(3757件)に占める死亡事故の割合は5.67%と、それ以外の事故と比べて約8倍に上る。

飲酒運転が原因の死亡事故は、1993年にピークの1480件を記録した。
2001年に最高で懲役15年(現在は20年)を科す危険運転致死傷罪が新設されるなどし、減少。
09年以降は200件台が続いているが、下げ止まりの傾向にある。

警察庁によると、16年の飲酒死亡事故は前年より12件多い213件で、10年以来の増加に転じた。
運転者の約94%が男性。年代に偏りは見られなかった。
飲酒状況は、正常な運転ができない「酒酔い」と、呼気1リットルあたり0.25ミリグラム以上の高濃度のアルコールを検出した「酒気帯び」が7割以上を占めた。

判明した飲酒場所の内訳は、居酒屋などの飲食店がおよそ半数、自宅が約2割など。
飲酒後に事故を起こすまでの時間は1時間未満が58.4%に上った一方、二日酔いなど5時間以上が経過していたケースも7.9%あった。

事故で亡くなった221人のうち56人(25.3%)が横断中の歩行者など巻き込まれた側で、10~20代が8人、30~40代が11人、
50~60代が20人、70代以上が17人だった。

警察庁は「長期的にみると死亡事故は大きく減ったが、酒を飲んで運転することの危険性が十分に浸透していない」と分析。
何度も厳罰化が図られてきた飲酒運転だが、依然として意識の徹底などが課題となっており、一層の啓発や取り締まりを進める方針。

同庁は死者数が67年ぶりに3千人台となった16年の交通死亡事故全体についても分析。
歩行中や自転車に乗っていて亡くなった人がそれぞれ前年比で1割以上減っており、死者数を押し下げたとしている。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG22HAK_T20C17A2CR0000/

飲酒運転は減るどころか増えているとは...。
私も以前居酒屋でバイトをしていたとき、アルコールを出す前にハンドルキーパーがいること、
運転をしないことを確認することが徹底されていた。
にもかかわらず事故を起こしたときの飲酒場所が飲食店というのはショックだ。
周りの注意も徹底してあげることが大事だ。