フジ社長、30周年「月9」イメチェン希望 「新たにスタートした枠」のつもりで

 

フジテレビの亀山千広社長が24日、定例社長会見に出席した。
月9ドラマが今年4月で、「ドラマ枠」として定着してから30年を迎えることを受け、枠のイメージにとらわれない作品を生み出していく必要があるのではないか、と発言した。

月9では87年4月に「アナウンサーぷっつん物語」がスタート。
以後、継続してドラマを放送し、「101回目のプロポーズ」、「東京ラブストーリー」など、様々な名作を生み出してきた。
亀山社長は「月曜9時が30年になって、ある時代、ある時代のトレンドを出してきていたとしても、その時代のトレンドであって、今は通用しないと思うんですね。
視聴者の嗜好(しこう)も含めて変わっていくのがテレビの生命線だと思う」と、時代に応じて変化が必要だと語った。

現在放送中の「突然ですが、明日結婚します」(月曜、後9時)は20日放送回で、
月9枠として過去最低視聴率となる6・2%(ビデオリサーチ日報調べ、関東地区平均世帯視聴率)を記録するなど、視聴率の面では苦戦している。「FODプラスセブン(見逃し配信サービス)でいうと、圧倒的なアクセス数を持っている。ある層にはおそらく届いていると思う、かつてはその層が月曜の9時視聴者の中心に座っていたと思う」と反響はありながらも、それが「視聴率」につながっていないのが現状だ。

月9には若者の恋愛、という作品が多いのは確か。
社長も「当たっている番組は、みんな若い主人公で恋をしていますけど」と認めつつ、
「お父さん世代も離婚をして単身でお子さん育てていて、再婚話とかも出てくるでしょうし」と同じラブストーリーの中でも違った切り口を例示。
自身が現場時代の作品の傾向として、「主人公の2人がいました、この2人がどうなるんでしょうか」と疑似恋愛を体験してもらう番組が多かったというが、
恋愛模様が人生訓になるという作り方が必要」などの話を、現場スタッフとしていると明かした。

4月期は嵐の相葉雅紀が主演する「貴族探偵」が放送される。
番組に向けては「路線的には月曜9時の路線からはみ出しているとは思っておりません」と語ったが、
枠としては「新たにスタートした枠ということでいってもらえるといいなと思います」と期待した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170224-00000084-dal-ent
http://www.oricon.co.jp/article/125955/

フジ社長30周年の月9期待「撤退は考えていない」

フジテレビ亀山千広社長の定例会見が24日、同局で行われた。
視聴率低迷の中で30周年を迎えた「月9」ドラマについて
「30周年はいいタイミング。新たにスタートした枠という意識でやってもらえるといいと思う」と、現場に期待を寄せた。

ここ数年は、新作がスタートするたびに最低視聴率の更新が話題になり、20日に放送された「突然ですが、明日結婚します」(主演西内まりや)も6・2%で最低視聴率を更新したばかり。

亀山氏は「かつて当たったトレンドがいま通用するわけではない」。
テレビ全体の視聴者層の高齢化なども含め「枠のイメージを変える必要がある。
だった1人のヒロインとヒーローの恋愛で突っ走るのではなく、別の視点を入れるとか、いろんな層を取り込んでいかないと」。
月9のドラマからの撤退については、従来通り「考えていない」とした。

亀山氏と同じく、月9で「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」などのヒット作を連発した大多亮常務は
「月9は時代のリトマス試験紙。自分がやっていた時はそんなに時代の空気を読みとっていなかったし、すごいマーケティングもしていない。
作ったものがその時の空気に合うかだけ」とし
「30年やっていれば波もある。今はその波の中。必ず当てるやつは出てくる」と話した。


確かに月9といえば恋愛の内容が多い気もするが、「西遊記」などラブストーリー以外のドラマも
面白かったので、ぜひ別のジャンルのものも楽しみにしている。
フジテレビ社長 月9苦戦に現場を鼓舞、大多常務は「一つの波の中にある」

フジテレビの亀山千広社長(60)が24日、東京・台場の同局で定例会見を行い、看板ドラマ枠「月9」の視聴率低迷について言及した。

同局で放送中の月9「突然ですが、明日結婚します」が同枠のワースト記録を更新。
亀山社長は「ドラマは数字以上に力作がそろってると思っているが、数字に表れないのは、枠のブランディングをしっかりやっていくべきかなと思う」と語り、「数字的には苦しいが。
FOD(配信)では圧倒的にある層には支持を得ている」と一定の成果が出ていることを評価。
「ドラマの見られ方が変わってきてる。話題づくりも含めて頑張ってほしい」と現場を鼓舞した。

月9枠は4月で30周年を迎える。
同枠で数々のヒットドラマを生み出した大多亮常務は「30年もやっていれば、波もあります。
今も一つの波の中にある。月9もラブストーリー中心と思われているが『西遊記』などもやった。
いろんなことがある中で必ず当てるヤツが出てくる。そうとらえて30周年を迎えたい」と月9ブランド復活に期待を寄せた。

また4月改編でタレントのベッキー(32)の「人生のパイセンTV」(日曜深夜0・30)復帰についても聞かれたが、
亀山社長は「今のところ聞いていません」と語った。

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/02/24/kiji/20170224s00041000204000c.html