ジョジョ実写化…ワーナーが守る「絶対にやってはいけないこと」

 原作ファンの「悲鳴」覚悟で挑む理由

今では日本の商業映画の定番となったマンガの実写化ですが、
原作ファンからは、キャスティングへの怒りの声がぶつけられることもしばしばです。
ジョジョの奇妙な冒険」の実写化に挑むワーナー日本代表の高橋雅美さんは「絶対にやってはいけないことは分かっている」と言います。
銀魂」や「鋼の錬金術師」なども手がけるワーナー。実写化への「心構え」を聞きました。

「映画の素材として理想的」
人気マンガの実写化に力を入れているのはどうしてですか。

私たちは常にいい映画を作りたいと思っています。
じゃあ、いい映画とは何かというと、キャラクターやストーリーが新鮮で素晴らしく、何度も見たくなる作品ということになるでしょうか。

マンガにはそのすべてがある。映画の素材として理想的です。
もちろん私たちはたくさんの方に見てもらって商業的な成功も収めたい。
マンガにはそちらの条件もそろっています。

「新しい観客も獲得していかないといけない」
――とはいえ、マンガの実写化には、原作ファンの厳しい目がありますね。

ファンの方からは、確かに色々な意見をいただきます。ネガティブな意見ももちろんある。
ファンの方には「原作の人気を使って上っ面な映画を作ってもらっては困る」という気持ちがあるのだと思います。

銀魂」も「鋼錬」も、配役を発表した時には「えー?」という声が多かった。
でもだんだん「思ったよりいいね」と言われるようになってきました。

――原作ファンにアピールすることが重要ですね。

もちろんそうです。ただそれだけではなく、同時に新しい観客も獲得していかないといけない。
連載開始から年月が経ったマンガの魅力を、新しい世代に伝えると役割も担っていると思います。

昔からのファンだけに見てもらうのはもったいない。
10代の観客に興味を持ってもらわないと、映画に未来はありません。

「エッセンスを伝える」
――今回の3本もそうですが、人気マンガは長期連載であることが多い。こういう大長編を映画化する時の注意点はなんですか。

長いシリーズのどこを、何を、どう切り取るか。
もちろんケース・バイ・ケースで難しいですが、絶対にやってはいけないことは分かっています。
それは表面の物語だけを追っかけてしまうことです。つまり、エッセンスを伝えることが出来ればよいわけです。

例えば「銀魂」なら、主人公の銀ちゃんが持っている男気とコメディーセンス。
これが「銀魂」のコアな価値です。
そこさえ押さえていれば、あとは監督やスタッフが作りたいものを作ることが大事です。

――どうすればよいか、ではなく、どうしたら駄目か、ですね。

ええ。ファンは何をされると嫌なのか、という調査はしています。
アンケートの通りに作ることはありませんが、結果についてはスタッフみんなで共有しています。

「キャラクターとストーリーで勝負」
――CGを駆使した大作映画では、どうしてもハリウッドに負けてしまうのではないですか。

もちろんハリウッドがとてつもなくお金を持っているのは厳然たる事実です。
CGのスケールを楽しみたい場合は、ウチの「ワンダーウーマン」(今夏公開)を見て下さい(笑)。
こうした映画は日本では撮れません。その代わり私たちはキャラクターとストーリーで勝負しています。

――ハリウッド大手が日本で映画を製作するローカルプロダクションが一時流行しましたが、「デスノート」「るろうに剣心」などのシリーズを当てて、軌道に乗っているのはワーナーくらいです。

日本映画へのかかわりは初期から数えると、もう20年近くになります。
成功も失敗もたくさんあり、ずいぶん学習させてもらいました(笑)。いま、やっと花開いてきつつあります。
私は継続してきたことが大きいと思っています。

「日本映画を海外に発信したい」
 ――マンガの実写化における今後の目標は?

いまの日本では、マンガの世界に優れた才能が集まっています。
ワーナーが今後やっていきたいのは、日本の映画を世界に向けて紹介していくことです。

かつては、外国人の日本マンガファンはマニアックで層が狭かった。しかし今は違います。
幅広い層に受け入れられています。彼らをベースに、日本映画を海外に広く発信していく一つの橋頭堡にしていきたいと考えています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170216-00000001-withnews-ent
山田孝之の“極悪フェイス” 実写『ジョジョの奇妙な冒険』ビジュアル解禁

荒木飛呂彦氏の人気漫画を実写化する映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開)より、
山田孝之演じる血も涙もない最低の凶悪犯・片桐安十郎(通称:アンジェロ)のビジュアルが23日、解禁された。

同作は、19世紀末のイギリスを舞台にした第1部から始まる“ジョジョ”と呼ばれる“ジョースター家”の代々の戦いを描く大河ストーリーから、
第4部『ダイヤモンドは砕けない』を実写化。三池崇史監督がメガホンをとり、シリーズ化を見据えた製作体制で挑む。
主人公・東方仗助を演じる山崎賢人のリーゼント姿がお披露目されたほか、広瀬康一役の神木隆之介山岸由花子役の小松菜奈
岡田将生と真剣佑演じる虹村兄弟のビジュアルが公開されていた。

アンジェロは、逃亡中の凶悪な連続殺人犯で犯行の邪魔をした仗助を破滅させようと狙う男。
演じる山田は、昨年9月に行われた同作の記者会見で「本当ならば気負いしそうなんですが、片桐安十郎は史上最低の殺人鬼で割と素に近いと思います。なので、リラックスしてやれると思う」と冗談めかし、
「僕はこういった役なので変わらずに、夜道を歩くときは誰かを狙います。一応大きな組織に属しているので、本当にはしないですが精神的に狙います」とさらに笑いを重ねつつ、意気込みを語っていた。

解禁されたビジュアルは、不気味な笑みを浮かべて振り向くアンジェロの姿。
これまでも『闇金ウシジマくん』シリーズの丑嶋馨、テレビ東京系連続ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズのヨシヒコなど、さまざまな役を演じ分け、“カメレオン俳優”とも呼ばれる山田が、同作ではどのような顔を見せるのか。
http://www.oricon.co.jp/news/2086393/full/

近頃マンガの実写化が多くなっており、原作ファンが悲鳴を上げている、という話をよく聞く。
私もその経験を味わったことがあるが、やはり首をかしげてしまった。
どうしてもあのマンガの世界観を実写化にしてしまうと、自分が想像していたものと異なってきていまうのが理由だと思う。
それでも映画館に足を運んでしまう私は、やっぱりそのマンガ自体が好きだということが分かった。
共感してくれる方は少ないくないと思う。

映画「ジョジョの奇妙な冒険」、山田孝之演じるアンジェロのビジュアルが公開

8月4日に公開される映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」で、俳優・山田孝之が演じるアンジェロ(片桐安十郎)のビジュアルが公開された。

同映画は、生誕から30年を迎える人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」の実写映画。
19世紀末のイギリスを舞台にした第1部から始まる“ジョジョ”と呼ばれる“ジョースター家”の代々の戦いを描く大河ストーリーから、
今回映画化されるのは第4部「ダイヤモンドは砕けない」。

主人公・東方仗助役に山﨑賢人を配しているほか、神木隆之介小松菜奈岡田将生、真剣佑、観月ありさ國村隼、山田、伊勢谷友介と最旬の若手俳優だけでなく、
ベテラン俳優陣が脇を固め、日本映画界を代表する豪華俳優陣が結集。
三池崇史監督がメガホンを執っている。

今回解禁されたのは、山田が演じるアンジェロ(片桐安十郎)のビジュアル。
アンジェロは、逃亡中の連続殺人犯で、犯行の邪魔をした仗助を破滅させようと狙う男だ。

昨年9月に行われた同映画のプロジェクト発表記者会見で山田は、
「『ジョジョ』という大きな作品は、東宝とワーナーが組んでの一大プロジェクトとなりますし、本当ならば気負いしそうなんですが、
片桐安十郎は史上最低の殺人鬼でわりと素に近いと思います。なので、リラックスしてやれると思う(笑)」。

さらに、「僕はこういった役なので変わらずに、夜道を歩くときは誰かを狙います(笑)。
一応大きな組織に属しているので、本当にはしないですが精神的に狙います(笑)」とジョーク交じりに意気込みを語った。

今回解禁された画像では、街中で歩いていたら思わず避けてしまいたくなるような不気味な笑みを浮かべて振り向くアンジェロの姿が収められており、
危険人物であることが伺える。

http://japan-culture-labo.com/5928